歯科衛生士のキャリアアップや今後の展望とは?

歯科衛生士のキャリアアップや今後の展望とは?

歯科衛生士は、歯科疾患の予防や口腔衛生の向上のための仕事をおこなう国家資格です。
主な仕事としては三大業務といわれている、歯科予防処置・歯科保健指導・歯科診療補助が挙げられます。
歯科衛生士が将来の展望を踏まえ、キャリアアップを考える時に選択肢となるもののひとつに、認定歯科衛生士があります。
これは日本歯科衛生士会が、特定する専門分野において高度な業務実践の知識・技能を有する人を認定するものです。
資格には、ABCの3つの分野があります。
Aは生活習慣予防・摂食嚥下リハビリテーション・在宅療養指導及び口腔機能管理など6分野で、研修を受講し審査を受けます。
受講後に実習が必要な分野もあります。
Bは障害者歯科・老年歯科・地域歯科保健など5分野があり、審査機関の推薦を受け審査認定されます。
Cは、研修指導者・臨床実地指導者の資格で、認定にはAとBいずれかの分野の認定を一つ以上受けていること、指定機関からの推薦を受けていること、講習を修了し事務審査を通ることが必要です。

高齢化社会にとって重要な存在になっている歯科衛生士

虫歯や歯周病を防ぐためにサポートしてくれるだけではなく、大切な歯を失わないために保健指導する貴重な存在なのが歯科衛生士です。
高齢化することによって口内健康を維持するのが難しくなり、様々なトラブルを発生させやすくなります。
健康的な口内状態を維持できないと食事に悪影響を及ぼし、生活にも支障を起こすので注意です。
そんな状況を少しでも回避するため、歯科衛生士の存在は重要になっており、高齢化社会が進んでいる現状は大切な職業になっています。
医療施設や歯科によっては、優秀な歯科衛生士を確保することができなくて、慢性的に人材募集しているケースも少なくないです。
幅広い年齢の人が働いていますし、仕事に携わることができれば、専門的な知識やスキルが必要なため、相当額のお金を獲得できるようになります。
更に優秀な人材として成長することができれば、責任あるポジションで仕事を行えたり、多額のお金を得られるようになるので高い人気を獲得している職業です。

著者:江本寛之

筆者プロフィール

千葉県船橋市生まれ。
専門的な業種、特に医療系の就職・転職事情に詳しいライターです。